■ドットアニメーションのコツ 最終回(2008.09/25)
 
 
【その1】 【その2】 【その3】 【最終回】  
 
 
ドットアニメーションのコツ 最終回です!
 
くまたんち発売日記念という事で、ドットキャラアニメについてのコツを解説します。
最初からキャラアニメの作り方を教えろと言われそうですが、基礎あっての応用です!
前回までに培った技術を応用して、ドットキャラアニメに挑戦しましょう〜。
 

 
     
このチョイスでいいんかい!?って気がしなくもないですが
ネットサーフィンをしていて気になったアイマスキャラ?「ののワさん」
を、16色、64×48ドット位を目安にドット絵にしてみました。
今回は、ののワさんの歩行アニメに挑戦するよ!  
     
いきなり歩行アニメを作るのは大変なので、分かりやすい単位で
バラしてみました。大丈夫!ののワさんはこれ位平気です!(適当)
大雑把に言うと、手(胴体)・足・頭の3種類ですね。
まずは、手のアニメーションから作っていきます。
 
     
前回の振り子アニメを思い出してみて下さい。
腕を振る運動は典型的振り子アニメで出来ています。
肩の部分を支点にして、手を振るとどういう軌道をするのか
赤い点でアタリをとって、それを参考に腕のアニメを描いてみました。
青い点は後ろの手のアタリで、丁度反対の動きになっているのに注目!
 
     
足の動きは回転運動(円運動)で表現してみました。
リアルな足の動きを作ろうと思うと円運動とは少し違うのですが
腕と全く同じ動きで作ってしまうと。足が滑っているようにしか見えなくなります。
自転車のペダルの動きをイメージしながら動かしてやると分かりやすいかな?
重心のバランスで、手を前に出した時は足が後ろになっているのを忘れずに!
 
     
頭をくっつけてみました。どうでしょう?
少々ぎこちないですが、それっぽくなってきました!
手足以外がアニメーションしていない状態なので
まずは髪の毛が揺れるアニメーションを追加しましょう。
 
     
髪の毛の流れを、赤い点で表現してみました。
一定の法則で左右に動かすだけでも、案外それっぽい感じです。
それを元に、髪の毛のドットアニメを作っていきます。
手足は8パターンアニメですが、髪の毛は4パターン×2ループで十分でしょう。
 
     
今度はどうでしょう? うーん、髪の毛は揺れてますが、
顔や体が全く動いていない事違和感を感じますね。
ここからが最後の仕上げです!
 
     
アニメ全体に対して、上下左右に動きをつけてみました。
するとどうでしょう?驚く程自然な歩行アニメになりました!
いきなり最初から完成パターンのドット絵を打とうとすると大変ですが
複雑な動きは、簡単な動きの集合体だと思うと、気持ち楽になりますよね?
 
  原寸大で、すたこらさっさ    

 
ドットアニメーションの面白さを、少しでも感じて貰えれば幸いです。
それでは、今回はこの辺にて〜。
 
 
(2008.9/25)  
 
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